手続きが楽なものを、といういことを念頭においている方もいらっしゃるようですが、それはがん保険の選び方としてはあまりよくない方法の一つです。そのため割安な保険料が魅力的ですが、安い分デメリットもあります。仕事が好きで休みの日もじっとしてられないあの活動的な父が、病床に臥すとは思ってもみませんでした。私が、がん保険の選び方についてを考えるきっかけになったのは去年還暦を迎えた父です。
がん保険はじっくりと契約していくものだと覚悟しましょう。何でも家族で一緒にできたら、と思うときもありますが、病気なのだからなかなかそうもいきません。被保険者がいざがんになったとしても、そこに払われる給付金が実際にかかる費用には届なかったり、生涯がんになることのなかった伴侶の方が保険金を高く設定されていた、というような場合もあります。1つの契約でみんなのがん保険をまかない、被保険者の奥さまも子供も、その対象の中に入れてしまおうというコンセプトです。
色々な場所で情報を聞いているとどうやら、「よっぽどそれにする理由がない限りは」入るメリットのない保険だといえるようですし、選び方を考えてゆくと、どうも選択肢から外されやすい保険であるように感じます。家族型の保険は本来、「みんなでまとめて入って安く」という概念からうまれたものです。離婚した場合も、被保険者にその保険が引き継げないということもありますし、割安な分こういったデメリットがいくつもあります。
上記の私のように、なんでも一緒にできたら、という考えで入ったわけではないとは思うのですが、がん保険はあくまでも、罹病する単位は1人ですし、子供などが多い場合はその分、保険料も保険金も分散される性質の保険です。がん保険の選び方にも「家族で一緒に」という希望を果たすための家族型のがん保険があります。たまに旅行などにいくにも、「家族」でいくわけにはいかず、がんと闘う父をおいて、母と一緒に親子で温泉にいきます。